吉本タレント、世界遺産で大暴走も反省なし

 「ドゥーン!」の一発芸で有名な吉本興業所属のコメディアン、村上ショージさん(50)が北海道・知床で行われたよみうりテレビのロケで、観光客に「アホ、バカ」など執拗(しつよう)に暴言を浴びせ、後に謝罪するトラブルを起こしていたことが18日、分かった。世界自然遺産の中でバカ騒ぎする非常識な番組もさることながら、観光客の注意に逆ギレとは開いた口がふさがらない。警察も出動する騒動となったショージさんの大暴走とは…。

 暴言を浴びせられたのは、都内に住むシステムエンジニアの男性(40)。男性は先月22日、知床五湖を散策していた際、森に入る遊歩道で異様なロケ隊に遭遇した。

 ロケ隊は関西地区で今月9日に放送された、よみうりテレビ「寛平のアヘアヘ世界遺産の旅」一行。男性は「5、6人の動物の着ぐるみがバカ騒ぎしながら遊歩道に入ってきた。クマよけの鈴が貸し出されるほど自然が豊かで静かな場所。バカ騒ぎするのはおかしいと感じた」といい、「静かにしなさい」と注意したという。

 すると複数いた“動物”のうち“鳥”が怒り出し、「貴様、何いってんだ」「バカ、アホ」と悪態をついた。“鳥”は顔の部分に穴があり、ショージさんと分かった。

 「『オレは仕事してるんじゃ』と、とにかくわめき散らした。そのうちタレントたちがさっと立ち去り、スタッフ3人に囲まれた。暴言に話し合いをしようとしたが、前に行こうにもスタッフが(体を)押さえたり、手を引っ張ったりしてさえぎった」(男性)と、約10分も“監禁”された。

 スタッフも「『この人、頭がおかしいんじゃないか』と聞こえる声でいったり、会社名を聞くと『いう必要はない』とニヤニヤした」(同)といい、あんまり「アホ、バカ」といわれたので、男性は携帯電話で警察に通報した。

 通報で到着した斜里署員が男性に話を聞いていると、タレントたちが再び登場。ショージさんは警察官の横でも「アホ、バカ」を繰り返したため警官も怒り出し、ショージさんはロケバスに連れ戻されたが、そこでも「アホ、バカ」と叫んでいたという。

 結局、署員の仲裁で、ショージさんが男性に謝罪することになったが、「『すんませんでした』とニヤっと笑って握手を求めてきたので『受け入れられない』といった。すると、ショージさんは『お前、訴えたら営業妨害で訴えてやる』といってきた」(男性)。結局はケンカ別れとなった。

 その後、男性はよみうりテレビに抗議し、同局は男性に謝罪。吉本興業と、吉本の関連会社でスタッフが所属する番組制作会社「ワイズビジョン」も謝罪したが、張本人のショージさんは「『上場企業なのでタレントよりも社員が謝罪した方がいい』『弁護士が指導した』と吉本側が主張した」(男性)ため、謝罪はナシ。

 男性が斜里署に相談すると、吉本の幹部は「スケジュール調整をする」と手のひらを返したような対応をし、10月上旬、ようやくショージさんが直接、男性に謝罪した。男性は謝罪は受け入れたという。

 この騒動に、よみうりテレビは「本人に謝って了解を得た。吉本も放送前に謝って終わった話になってるんですけれども」。原生林でのバカ騒ぎについても、「世間からひんしゅくを買うようなロケはしていないのではないか」とまるで他人事の能天気な態度だ。

 吉本興業は「コメントを差し控えさせていただく」と話している。
夕刊フジ) - 10月18日17時1分更新

本当だったら、、、いや、根も葉もない話だとは思わないけど、この話が忠実なものだったとしたら・・・ショージ、終わってるよ。ひそかに、意外と好きだったんだけど、馬鹿はやっても常識は捨てちゃいけないなー。